シリコンバレーのマーケター日記

東京、シンガポールを経てシリコンバレーで働く、マーケター。英語、プログラミング、データ分析は次世代マーケターの必須スキルだと信じて進む。

プログラミング学習と英語学習

ここ一ヶ月やってみてプログラミングの勉強は、英語学習に非常に似ていると感じています。海外に住んで一年、帰国子女ではない私ですが、欧米人の中でも自信をもって英語で仕事ができるようになったのは、ここ3 - 4ヶ月くらいです。

Step.1) 文法と単語を身につける [演繹的アプローチ]

帰国子女でない場合、文法と基礎単語を叩き込むことから入ることは正しいと思います。正しい文法を学習せずに、中途半端に海外生活を送ってしまった日本人にたまに遭遇します。構造的理解ができていないので応用することができず、短文を繰り返す話し方になってしまう傾向がよく見受けられる。受験勉強大事だなーっ!

Step.2) 英語を使う環境で、とにかく英語を浴びる [修行]

生きた英語は、速かったり、発音がネイティブ過ぎて聞き取れなかったり、文章長かったり、背景わかんなかったりで、死にそうです。でもとにかく浴びるんです。そうするとびっくりしなくなって、全部わからないことを受け入れることができます。

Step.3) 浴びたあと、文法的解釈を頭で繰り返す [帰納的アプローチ]

浴びたあとに、頭に残ってるところを、文法的、用法的にどうなのか、頭の中で繰り返し考える、調べる。そうすると、たまーにブレークスルーが起こり、頭が納得すると自然と口から出てきます。

Step.4) Step.1,2,3を行き来する

演繹法的に法則から英語を聞こうとして(Step.1)、修行したらわけわからない言い回しにいっぱい遭遇して(Step.2)、今度は帰納法的に、その中から法則を見つけ出して(Step.3)、それを新たに付け足して(Step.1)、また修行に行って(Step.2)。。学習が階段のようと言われる所以はStep.2からStep.3の「なるほど!」感だと個人的には感じてます。そして、サイクルをまわしていく中で、Step.2で全部わからないことを受け入れる気持ちが本当に大事だと思います。じゃないとほんとに嫌になって立ち止まってしまいます。

英語どうやったら話せるようになりますかとよく相談されますが、高校時代に使用した単語帳、文法の参考書をもう一度じっくり時間をかけておさらいすることをオススメしています。Z会の速読英単語は、私の浪人時代の青春です。これだけは捨てられない。

さてプログラミング学習。まだまだ、開始一ヶ月なので、全くもって自然と手は動きませんし、基礎文法、単語もままならないのですが、Step1,2,3のサイクルが上がったような気がしてます。

今月頭に購入したBeginning iPhone Development with Swiftと共に、5月18日からiOS 8 App Development Essentials という本も同時に使っています。

Beginning iPhone Developmentは、がんがんアプリ作りたい人向けに、様々なアプリのGUIデザイン、テンプレートを紹介していて、Step.2向きの本です。いろんなコードサンプルを浴びることができます。

対して、iOS 8 App Development Essentials は、もうちょっと根幹のところ、例えば歴史的背景や、全体的な構造に重点をおきつつ、シンプルなコードを交えて説明しています。つまり、Step.3の構造理解からの納得までのお助けをかなりしてくれる本というわけです。

この二冊を同時に進めています。

 

Step.1: 基礎

Step.2: コードを浴びる

Step.3: 構造的理解