アメリカでアメリカ企業で働くなかでの英語雑感と対策
シリコンバレーに越してきて2週間目に突入しました。こちらは、Thanks Giving(感謝祭)ということで、木金が休日となり4連休です。人生はじめてのThanks Givingは、どこのお店も切り上げ営業で、会社支給のサービスアパートメントでゴロゴロしております。"Happy Thanks Giving!"とか言われても笑。
2年半勤めたシンガポールオフィスが自分の最初の海外生活だったのですが、こちらで一週間強働いてみて、やはりコミュニケーションが鬼門である。シンガポールの最初の一ヶ月の辛さと比べるとまだ和らいではいるものの、終わりなき道である。高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいと言う人もいますが、この壁の高さには終わりがあって登ったとき気持ちがいいことを切に願う。シリコンバレー×英語で検索すると、皆さん苦労されながらも戦っている。頑張るぞぅ。
Product Manager に求められるスキルについて(Communication編) - シリコンバレーで働く文系のBlog
英語で働くために:英語の学び方 – 石川彩子のシリコンバレー生活
先週非常に感動したことは、アメリカ人の異なる意見に対する好意的理解。業界でも有名な弊社のVPに対して会議中に質問したところ、当たり障りない回答だったので、再度指摘しつつ自分の意見を述べる場面があった。会議終了後に、"Keep on fighting"と笑顔で僕のもとへ来てくれた。アメリカは、大した国だなぁと勝手に感動してしまった。You gotta fight for your right to partyとな、バイBeastie Boys。
仕事におけるコミュニケーションは、頑張れば届く感覚
- チームが自分以外英語ネイティブ(アメリカ人8人、シンガポール人1人、日本人1人)。シンガポールのときのチーム(アメリカ1人、オーストラリア人1人、インド1人、シンガポール人4人、フィリピン人1人、日本人1人)と比べて、偏りがある
- カウンターパートが全員アメリカ人。シンガポールのときはアジアの各国のオフィスと仕事をしていたので、非ネイティブが多かったが、今はカウンターパートが全員本社にいるため
- マーケティング職のため、会議、レポートが中心
- 会議での要点は、シンガポール生活のおかげでだいぶ理解できる
- 会議中の発言は当たり障りない感じではできてはいる
- アメリカ人の発言したがりは本当に凄い。この会議のメンバーで話しても絶対決まらない、わからないことでもガンガン話す。それ意味なくねって思ってまう
仕事以外での英語、まじでキチぃ
- ランチ、ディナーでの会話が鬼門。アメリカのセレブ、政治、ドラマ、スタートアップなどtopicがどんどん変わる
- ウィットに富んだ冗談が理解できない。ジョークを言えない
- セクハラ発言に厳しい。例えばシンガポールでニュージーランド人の同僚がよくShe is hot chick と言っていたので、ディナーでShe is hotと発言したら、空気が一瞬凍った。ここでは、She is attractiveというのが正しい表現であったようだ
対策
- 意見を発する:会議でも、政治でも、映画の感想でも、ご飯の味でも、意見がないことはその場において存在価値がないこと。付加価値生めてなくてもいい。賛成でも反対でも意見を持って発言ことは重要だ。と実体験として学んだ
- アドリブソロの練習:どう伝えるか。話しをするときに、常に頭を整理して話をすることは重要であるが、話す内容まで細かく整理してからでは、タイミングが遅れて入れないことがある。ここ最近は、大枠だけを決めて会話に飛び込み、口に任せて話す意識をしている。最後までたどり着けないときもよくあるが、練習。これは、ギターのアドリブに似ている感覚。ギターのアドリブが出来るようになるには、1)ひたすらコピー、2)スケールの暗記、3)頭でソロフレーズを理解する 4)場数を踏む 5)気持ちが頭を介さずに手に伝わりだす だとすると、英語のアドリブソロの場数を踏んでいるステージです。
- ニュースチャンネルを見る:基本テレビは嫌いで、テレビのない生活をしてきたが、アメリカのニュースチャンネルは、英語学習と時事ネタ収集において非常に有効だと思うので、毎朝ながら見をしている。連日、テック系企業のニュースは多いです。
- ランチは誰かと食べる:社内でもウマの合う奴、合わない奴はいるものの、カジュアルな会話の場数を踏むためにはランチは最高の機会なので、自分から積極的に誘って会話する。
- ナレッジ蓄積:教養と知識は言葉と文化を超えることは、シンガポール生活で大いに役に立ったので、常にスキルを磨く。一般教養とプログラミングとデータ分析の勉強はずっと続けましょう。
- 常にポジティブに:日本に帰ると30代に突入すると自分を否定できなくなって卑屈になる奴と出会うことがある。ネガティブな人といると気が重くなるので、常に前向きに謙虚に行く。その点、弊社のアメリカ人は本当にみんなポジティブで目がギラついている。最高。
アメリカ生活、まだまだこれから!